初日はプロジェクトアドベンチャーから
ついに子供たちがきましたね。4時間授業ですが、ヘロヘロな階段です。
今日は給食なしの4時間授業だったので教科書を使う学びなどはせずにコミュニケーション多目で過ごしました。
その中でも4時間目に行なったプロジェクトアドベンチャー(以下PA)についてアウトプットしていこうと思います。
プロジェクトアドベンチャーとは
PAとはアメリカ発祥の体験型の学びです。ゲーム形式なものが多く、楽しさの体験の中で様々な気づきを見つけていきます。
詳しくはhttp://www.pajapan.com/aboutpaj/aboutpa/まで
さて、今回行なったPAはペーパータワーというものです。
ペーパータワーとは
ペーパータワーとは、その名の通り、紙を積み上げてタワーを作っていく活動です。
「紙を積み上げるだけでなにが学びなの?」って感じの人も、もしかしたらいるかもしれません。ただ、やっぱりすごく学びのある活動なんですね。
作戦タイムで溢れる対話
詳しく内容を説明すると各班に同じ枚数の紙を配ります。今回は8班にそれぞれ20枚ずつB5の紙を配布しました。
まずは1枚だけを使って、班のメンバーと作戦会議をします。今回は5分取りました。紙を折ったり、曲げたりしながら班のメンバーとあーでもない、こーでもないと対話する姿を見ることができました。紙が1枚しかないので、自然と班のメンバーこころの距離も近づいていました。
その後、実際にペーパータワーを建てる時間です。今回は7分取りました。
スパイタイムからの作戦会議
7分経つと各班の高さを測り、順位を決めます。これで終わり、ではなく2回戦を行います。ただ、そのまま始めるのではなく、スパイタイムをとりました。
スパイタイムとはその名の通り、他の班の良いところを盗みにいく時間です。その際に全員に1枚の紙を配布して、自分の手元で工夫がわかるようにしました。
この時、クラスですごく良い場面がありました。お互いのタワーの工夫を交流していたところです。正直言って、タワーを見て、自分の班に帰ると思っていました。しかし、自分たちから良いところや工夫を説明し合う姿を見て、「あぁ、成長してるんだなぁ……」と感じました。
話がそれましたね。そこから自分たちが調べてきた工夫の交流もかねて、作戦タイムを取りました。その後、2回戦を行いました。
全ての班が1回戦より高くて積むことができました。(厳密には倒れてしまったところもありますが笑)
ふりかえりを忘れずに
「あー、楽しかった!!」で終わらずに、ここでふりかえりを行いました。班で話し合ったこと、全体でいくつか聞きました。
話し合いの視点は「PAでよかったところ、悪かったところ」「実生活につながるところ」です。
良かったところは
・みんな笑顔だった。
・話し合いが活発だった。
・1回戦より2回戦の方が高く積み上がった。
・他の班の良いところを真似できた。
・工夫を教えてくれた。
・ミスを笑い合えた。
悪かったところは
・夢中になりすぎて、作戦が伝わっていないことに気がつかなかった。
・一人が積み過ぎた。
などが出ました。
実生活にいかしたいところは2つ出ました。
・授業でもわからないことは聞くし、どんどん真似していけば良いと思った。
・話が伝わっているかは、どんな時も確認したほうが良いと思った。
といったところでチャイムが鳴りました。
こんな感じで月に2.3回PAを行っています。個人的にはPAという眼鏡をかけることで、普段は見えない学びや成長の仕組みや秘密を知ることができると考えています。
今年実践し始めたので、まだまだの部分はありますが、こんな感じでやっています。違うところやズレてるところがあったらぜひご指摘ください。
ちなみに時間配分は
ルール説明3分
作戦会議5分
タワー組み立て7分
スパイタイム8分
作戦会議5分
タワー組み立て7分
振り返り10分
でやりました。合間合間にすこし時間がかかるのでこれで50分くらいになります。
では、今日はこの辺で!